担当からのコメント
S様邸の屋根瓦は、和型のスレート瓦です。
地瓦のひび割れや本棟の歪みなどが見られ、全体的に劣化が進んでいる状態でした。
部分的に直すか長い目でみて葺き替えをするか、また葺き替えの場合には軽いカラーベストにするかしっかりとした防災瓦にするか、それぞれのメリットとデメリットをお伝えしご提案させていただきました。
ご相談のうえで防災瓦でしっかり葺き替えることになりました。
【作業の様子】
下の写真が既存瓦と防水シートを撤去した状態です。
野地板の色にムラがありますが、黒っぽく色が変わっているところは雨水が入り込んだ跡です。
広範囲・複数個所に見られたことから、現状雨漏りはしていない箇所でも時間の問題で雨漏りしていたかもしれません。
表面的な異常が特になくても、このようなことが見えないところで起きているので水はほんとうに怖いです。
ただ今回早めの対応ができたので野地板の腐食が少なく、十分に強度があると判断して野地板の補強や増し張りはしませんでした。
新しい防水シートを軒先から敷いてゆきます。
TAJIMAのPカラーEX+ プラチナスタイル を使用し、今回は二重張りでよりしっかり防水しました。
最後に棟の部分にシートを施工して二重張り完了。これだけでも防水機能が復活です。
ここに防災瓦を葺いてゆきます。
使用したのは「鶴弥 スーパートライ 110 TypeⅠ」。
強風で飛ばされないための耐風性能、瓦のズレや脱落を抑える耐震性能に加え
表面がガラス質の被膜で覆われていて、変色変質が起こりにくいというおすすめの瓦です。
仕上がりがこちらです。
梅雨が明けて台風の情報も入ってきたりしますが、安心してお過ごしいただけます。
この度はご依頼いただきありがとうございました。
※ ※ ※ ※ ※
葺き替えは従来のような日本瓦に加え、平板瓦、今回使用した耐震性などを向上させた防災瓦、
カラーベストなどの薄型スレート屋根材、立葺き・横葺きのガルバリウム鋼鈑など
デザイン性や機能性、耐久性やメンテナンス性などで選ぶことができます。
弊社ではいずれも対応しております。
「うちにはどんな屋根材がいいの?」
「今の瓦より軽いものにしたいけどデメリットはないの?」
など、ご不明点やご質問があればぜひお気軽にお問い合わせください!
お見積りのご希望や点検のご相談も
香川県高松市S様邸、屋根葺き替え工事のご依頼をいただきました!
このホームページを見てくださり、雨漏りのご相談でお問い合わせくださいました。
まずは伺い、雨漏り箇所と屋根の上の状態を調べます。