担当からのコメント
香川県さぬき市にあるAマンションにて、屋上への出入りに使う点検口ハッチの修繕と、その周辺にある共用部の壁面(天井部分)の修繕工事を行いました!
台風の影響で、屋上に上がるための点検口のハッチが歪んで閉まらなくなったのがきっかけでご相談くださいました。
現地調査からハッチの丁番交換、ボードの張り替え、パテ補修、塗装仕上げまでの一連の流れをご紹介します。
マンションやアパートの外壁・共用部の修繕をご検討中の管理組合様、オーナー様のご参考になれば幸いです。
台風による点検口ハッチの歪み・ボードの破損
今回ご相談をいただいたきっかけは、台風の通過後に屋上への出入り口である点検口のハッチが正常に閉まらなくなったことと、ボードが破損したことでした。

現地に伺い、まずは点検口ハッチと周辺の壁面の状態を確認しました。
先に目についたのは点検口周辺の壁面で、ケイカル板(けい酸カルシウム板)と呼ばれる不燃性のボードが使われている天井部分に破損して落下していました。
すでに落下してしまった破片に加え、天井の一部にひび割れが確認され、このまま放置すると同じように剥落する可能性がある状態です。
周辺の既存部分についても、表面の塗膜が浮いたり剥がれたりしている箇所が点在しており、経年による劣化も進行していました。
また、屋上点検口のハッチも確認しました。
屋上点検口ハッチとは、マンションやアパートの屋上へ出入りするための開口部に設置される蓋のことです。
共用廊下の天井や最上階の共用部に埋め込まれており、普段は施錠された状態で保たれています。
管理会社や施工業者が屋上防水の状態を確認したり、給排水設備や空調の室外機まわりを点検したりする際に、このハッチを開けて屋上へ上がる仕組みです。
ハッチ本体は金属製で、開閉のために丁番や取っ手、ロック機構が取り付けられています。
屋上は雨風や紫外線を直接受ける場所のため、点検口ハッチにもその影響が及びやすく、丁番の変形やパッキンの劣化、蝶番まわりのサビなどが少しずつ進行していきます。

確認してみると、今回はハッチを支える付け根部分の丁番(ヒンジ)が歪んでしまっており、蓋の開閉自体がスムーズに行えない状態になっていました。
丁番は金具のため、経年劣化に加えて強風による負荷が繰り返しかかることで変形しやすい部位です。
特に台風のような強風を伴う天候の後は、ハッチが風にあおられて開閉部分に想定以上の負荷がかかることがあり、今回のように丁番が歪んで正常に閉まらなくなるケースも見られます。
ハッチが正常に閉まらない状態を放置すると、隙間から雨水が入り込み、点検口周辺の天井材や下地を傷める原因になります。
点検口まわりの壁面についても、共用廊下や通路の床に破片が散乱していたため、通行される方への影響も懸念される状況です。
こうした経緯から、ハッチの丁番交換とボードの張り替え、既存部分のパテ補修、色合わせの塗装を行う内容でお見積りを作成し、ご承認をいただいたうえで工事に着手しました。
工事前の入居者へのご案内について
工事に入る前段階として、入居されている方々への工事についてご案内を行いました。
今回はマンション共用部での工事となるため、脚立や工具を使用する時間帯や作業範囲を事前にお伝えし、通行の妨げや思わぬ接触事故が起きないよう配慮しています。
特に屋上点検口の直下は共用の通路にあたるため、資材の搬入経路や作業中の立ち入り制限についても具体的にご案内しています。
このように、マンションの修繕工事では、居住されている方の日常生活に配慮しながら進めるよう最大限努めています。
修繕工事の流れ
今回の工事は、大きく分けて次の4つの工程で進めました。
1. ハッチ丁番交換

はじめに、歪んでしまった既存の丁番を取り外し、新しい丁番へ交換する作業からスタートしました。
既存の丁番はネジ止めされている構造でしたが、金具そのものが変形していたため、蓋の可動範囲がずれてしまい、正常な位置で閉じることができなくなっていました。
交換にあたっては、ハッチ本体の開口部との位置関係を確認しながら、新しい丁番を取り付け、開閉時にスムーズに動作するかを何度も確認しています。

ネジの緩みや干渉がないかもあわせてチェックし、蓋が正しく閉じる状態まで調整を行いました。
最後に風であおられても外れにくいよう、可動部の締結状態を確認して次の工程に移りました。
2. ボード施工

続いて、破損していた点検口まわりの壁面(天井部分)のボード施工に入りました。
すでに落下していた破片やひび割れが進んでいた既存ボードを撤去し、撤去後は開口部の下地となる金属製の枠(ランナーや野縁)の状態も確認し、下地に問題がないことを確かめたうえで、新しいケイカル板を採寸してカットし、既存の天井面に沿わせて張り込んでいきます。

ボードは点検口の開口部に合わせて三角形や台形など複数の形状にカットする必要があり、隙間ができないよう一枚ずつ位置を合わせながらビス留めを行いました。

ボードの継ぎ目部分は、後の塗装仕上げがきれいに見えるよう、なるべく目立たない位置で合わせています。
既存の照明器具まわりも避けながら施工し、点検口の開口部と天井面がフラットにつながる状態に仕上げました。
3. パテ補修

ボード施工後、ビスの頭やボードの継ぎ目、既存部分の表面剥がれが見られた箇所にパテを充填していきました。
パテ補修は、塗装後の見た目を左右する工程です。
新しく張ったボードと既存の天井材との間に段差や隙間があると、塗装をしても継ぎ目が目立ってしまうため、パテでできるだけ平滑な面を作ることを意識しました。
既存の壁面についても、表面の塗膜が浮いていた箇所を一度削り、下地を整えてからパテで平らに均しています。
4. 塗装

最後の工程が塗装です。
天井は黄色系で塗装が施されていたため、新しく張り替えたボードや補修した部分についても、既存の色に合わせて塗装を行いました。
新しいボードの部分は下地の吸い込みが既存部分と異なるため、塗料の乗り方にムラが出ないよう重ね塗りを行い、色味を合わせています。
塗装が乾燥した後、既存の天井と新しく修繕した部分との色差がほとんど気にならない状態まで仕上がり、これで一連の修繕工事が完了となりました。
工事完了後の状態

全ての施工が完了したら隅々まで最終確認を行っています。
ハッチの開閉がスムーズになり、台風時のような強風下でも問題なく閉じられる状態になっています。
点検口まわりの壁面についても、破損していた部分がケイカル板で張り替えられ、パテと塗装によって既存の天井と一体感のある仕上がりとなりました。
マンションやアパートの修繕は明ホームプランへ!
台風などの自然災害の後は、屋上や外壁、点検口といった普段目にする機会が少ない部分にも損傷が及んでいることがあります。
「なんとなく閉まりが悪い」「壁の一部が浮いている」といった小さな変化でも、放置すると破損部の落下や雨水の浸入といったトラブルにつながる可能性があるため、気になる点があれば早めの確認をおすすめします。
弊社、明ホームプランでは、戸建て住宅の他にもマンションやアパート、店舗、ビルなどの屋根工事、防水工事、雨漏り補修、各種修繕工事を承っております。
建物に合わせたベストなプランを提案・施工いたしますので、お困りごとや気になる点がございましたら、ぜひご相談ください。
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