担当からのコメント
写真では大きな穴になっているところが2ヶ所、また瓦の割れをかなりの箇所に確認できます。
写真に写りきらなかったところにも瓦の大きなズレがありました。
瓦の下の様子を見ると、この状態でかなり時間が経ってしまっていることがわかります。
瓦の下の防水シートや野地板まで穴が開いてしまっています。
ご相談の上、今回は屋根瓦をすべて撤去して下地を補強して、
瓦よりも軽いカラーベストで葺き替えを進めることとなりました。
【施工中】
既存瓦と防水シートを撤去した状態です。
野地板の色が黒っぽく変わっているところが、瓦のズレや割れが原因で雨水が入り込んでいた箇所です。
ひどい箇所は腐食して大きく穴が開いてしまっていました。
屋根瓦の状態を定期的に点検する必要性がよくわかると思います。
新しい下地を造りました。12mmの構造用合板を使っています。
新しい防水シートを軒先から敷いてゆきます。
TAJIMAのPカラーEX+ プラチナスタイル を使用しています
。
【施工後】
仕上げの屋根材はケイミューカラーベストのコロニアルクァッドです。
色はネオ・ブラックを選びました。
棟、軒先、ケラバ、壁際に同色の板金施工をしています。
カラーベストは既存の瓦よりもかなり軽量化できるので、木造住宅の耐震性も向上が見込めます。
これで今年の梅雨も台風も、安心してお過ごしいただけると思います。
ご依頼いただきありがとうございました。
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屋根の補修はもちろん部分的にもできますが、
今回は下地の傷みも進んでいる箇所が多くあったので葺き替えになりました。
葺き替えにもいろいろな選択肢があります。
お気に入りの瓦であったりする場合、既存の瓦を再利用することもできます。
ただ、傷まないように丁寧に保管する作業が余分に必要となります。
既存瓦の再利用は新しい瓦に葺き替える場合と思ったほど費用の差は出ないことを考えると、
新しいものに変えた方が耐候年数も上がるので、長い目で見れば無駄がないのかと思います。
葺き替えは従来のような日本瓦に加え、平板瓦、耐震性を向上させた防災瓦、
今回のような薄型のスレート屋根材、ガルバリウム鋼鈑など、デザイン性や機能性で選ぶことができます。
弊社ではいずれも対応しております。
「うちにはどんな屋根材がいいのだろう?」
「今の瓦より軽いものにしたいけどデメリットはないの?」
など、ご不明点やご質問があれば、ぜひ一度お問い合わせください!
お見積りのご希望や点検のご相談も
香川県さぬき市T様邸、屋根葺き替え工事のご依頼をいただきました。
【施工前】
T様邸の屋根瓦は、塗装は必要のない釉薬瓦でした。
屋根に穴が開いていて雨漏りがする、とのことでご相談いただき実際に点検に伺いました。